ポグバは「ただの一選手」 確執が噂されるモウリーニョが明言「副将ではなかった」
過熱する二人の確執報道 ウェストハム戦前の会見でキャプテンについて言及
マンチェスター・ユナイテッドで現在最もホットなトピックスとなっているのはピッチ上でのプレーではなく、ジョゼ・モウリーニョ監督とフランス代表MFポール・ポグバの確執についてだ。それについてリーグ戦前の会見で触れられたモウリーニョ監督は「キャプテンではなく、ただの一選手」と話したと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
昨シーズンから続く両者の行き違いだが、今季が進むごとに深刻さが増している。特に現地時間26日に行われた全体練習では、モウリーニョとポグバが意見交換どころか激しく口論し合う様子が動画で拡散されるなど、ピッチ外の部分で注目が集まってしまっている。
また27日のリーグカップ3回戦ダービー戦でPK戦の末に敗退した後には、ポグバを副キャプテンの座から降ろしたとの報道が多く出たが、29日のリーグ第7節ウェストハム戦を前にした会見でも詳細に語っている。
「ただの一選手で、キャプテンではない。ポール(・ポグバ)は副キャプテンではなかった。我々は(アントニオ・)バレンシアをキャプテンとしていて、副キャプテンになりうる選手がいた。ダビド・デヘア、アシュリー・ヤング、クリス・スモーリングに任せたんだ」
モウリーニョの口ぶりからすると、もともと副キャプテンとしての役割をポグバに与えていなかったことになる。「私の最初の考えでは、昨シーズンはポールについて考えていた。違う世代、若手選手、将来的なキャプテンだとしていたがね」とも語っており、シーズンが進むうちに考え方が変わっていったようだ。
「バレンシアがプレーしているなら、バレンシアがキャプテンだ。彼がプレーしないなら、私は別の方向性を試すことになるだろう」
モウリーニョ監督はキャプテンの序列について、こう明確にした。ポグバとの関係性が改善されるかはともかく、特別扱いしていないことは確かなようだ。