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レーブ監督、“独代表引退”エジルとの対話に失敗 DFB会長苦言「会って話すのが礼儀」
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ロンドンで面会を試みるも実現せず 「理由は分からない」
ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督とチームマネジャーを務めるオリバー・ビアホフ氏が、ロシア・ワールドカップ(W杯)後にドイツ代表を引退したMFメスト・エジル(アーセナル)との面会を予定していたものの、実現しなかったことが分かった。ドイツメディア「SPORTBUZZER」が報じている。
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それによると、レーブ監督とビアホフ氏は、今週ロンドンで行われたFIFA年間最優秀選手賞の授賞式を契機にアーセナルを訪れ、エジルとの対話を試みようとしていたという。訪問については予告してあったようだが、レーブ監督は「メストは不在だった。そのことから、彼が現在は我々と話をするつもりがないのだということを受け入れなくてはならない。理由は分からない」と語った。
レーブ監督はさらに、「これほど長い間一緒に仕事をしてきたのに、私個人として残念に思っている。メストは最高の選手だった。直接語り合えることを望んでいた」と、失望を口にした。
W杯開幕前に、同じトルコ系ドイツ人のMFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)とともにトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会合の場を持ち、批判を受けたエジル。二人の忠誠心を疑い、代表から外すべきだという声を上げた政治家もおり、この一件は国を巻き込んでの大騒動に発展した。
エジルはドイツがW杯本大会で史上初の1次リーグ敗退を喫したのち、7月下旬に自身の公式ツイッターで声明を発表。ドイツサッカー連盟(DFB)のラインハルト・グリンデル会長を名指しして、DFBからサポートを得られなかったことを告白し、「人種差別され、見下されているという感情を抱いたまま代表でプレーすることはもうない」と、代表引退を表明した。レーブ監督に、エジル本人から電話などで直接引退が伝えられることはなかった。