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レアルがマンUにデ・ヘア引き渡しの最後通告 移籍金41億円か、来季ゼロ円か
停滞気味の交渉にレアルが動いたと地元紙報道
レアル・マドリードがスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの移籍交渉で、マンチェスター・ユナイテッドに最後通告を出したようだ。守護神の移籍問題が一向に進展を見せる気配がない中、レアルがユナイテッドに総額41億円の移籍金で最終オファーを提示し、この夏放出するか、来夏の契約満了を待つか、方針を明らかにするように通告したと、スペイン地元紙「ABC」が報じた。
デ・ヘア獲得に執念を燃やすレアルは、ユナイテッドに移籍金2500万ユーロ(約34億2500万円)に成果報酬500万ユーロ(約6億9000万円)を加えた、トータル3000万ユーロ(約41億円)で最終オファーを出したという。この夏の約41億円を手にするか、今季限りで契約満了となる守護神の移籍金ゼロで手放すか、どちらかだと通告したとリポートされている。
渦中のデ・ヘアは「プレーに集中できない」として、8日のプレミアリーグ開幕戦トットナム戦は、スーツ姿でスタンドから視察した。ルイス・ファン・ハール監督も試合後の記者会見で、レアルからのオファーは適切な金額ではないと、オファー額の増額を求めていた。
開幕戦では今季移籍金ゼロで獲得した指揮官の教え子、アルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロがゴールマウスを守った。1月加入の元スペイン代表GKビクトール・バルデスは、リザーブチームでのプレーを拒否し、ファン・ハール監督の哲学に背いたとしてファーストチームからU-21チームに追放されている。デ・ヘア放出となれば、レアルからコスタリカ代表GKケイラー・ナバスの確保に向かうとも伝えられている。
しびれを切らした格好のレアルの最終通告に、赤い悪魔はどのような決断を下すのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images