モウリーニョ撃破のランパード監督、師弟時代を回想 「スペシャルワンと言って…」
愛弟子はモウリーニョ監督のすごさを証言「若い選手たちの集団でリーダーだった」
イングランド2部チャンピオンシップに所属するダービー・カウンティは、現地時間26日に行われたリーグカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦(2-2、PK8-7)でPK戦の末に勝利した。元イングランド代表MFでチームの指揮を執るフランク・ランパード監督は試合前、かつて指示したユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督に対して「偉大な監督だ」と語り、依然として“スペシャルワン”であることを主張していた。英紙「デイリー・スター」が報じている。
今季からダービーを指揮するランパード監督は、ここまで9試合を終えて5勝1分3敗で首位と勝ち点差2ポイントの6位と上々のスタートを見せている。一方、ユナイテッドは22日のウォルバーハンプトン戦で1-1のドローに終わり、試合後にはフランス代表MFポール・ボグバがモウリーニョ監督の戦術を批判するなど、不穏な空気が漂い続けている。
チェルシー時代に監督と選手として共闘した二人。ランパード監督は決してモウリーニョ監督のマネジメント能力を疑うことはなかった、と自身の考えを主張した。
「“スペシャルワン”という言い方は単なる言葉だよ。もちろん彼は偉大なる監督だ。彼がチェルシーのドアを叩いた時、僕は25歳だったけどオーラを感じたよ。彼は僕たちに勝てると自信を持たせてくれた。彼は定期的に言っていたし、僕たちはそれを信じ始めた。僕たちは若い選手たちの集団でリーダーが必要だったんけど、彼がそうなってくれたんだ」
また、歯に着せぬ物言いがトレードマークとなっているモウリーニョ監督の記者会見についても触れた。
「僕は彼が記者会見で『スペシャルワンだ』と言っているのを見るのが好きだった。みんなもそうだったと思うよ。チェルシーに関わる全ての人たちが、彼は何かが違うと思っていた。英国文化では自分自身のことなんて呼ばないからね」
初の直接対決は白熱の戦いの末にダービー・カウンティが勝利。ランパード監督にとって忘れられない一戦となったに違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)