ダービーMFの衝撃FK弾にランパード監督脱帽 「僕の考えが間違っていたと証明した」
ダービーMFウィルソンが約30mのFKを鮮やかに決める
英2部ダービー・カウンティのウェールズ代表MFハリー・ウィルソンは、現地時間25日のリーグカップ3回戦の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦(2-2、PK8-7)で無回転で揺れて落ちる直接FKシュートを決めて特大のインパクトを残した。ダービーを率いるフランク・ランパード監督も「遠すぎると考えていた僕が間違っていた」と脱帽した様子で21歳に称賛を送った。英公共放送局「BBC」が報じた。
1点ビハインドで迎えた前半14分。ゴールまで30メートルほどの位置でダービーがFKを獲得すると、キッカーを務めたのがリバプールから期限付き移籍しているレフティーのウィルソンだった。
細かなステップの助走から独特のキックフォームで左足を振り抜くと、ボールの真芯を捉えたシュートは不規則な変化をしてゴール左へ。ユナイテッドGKセルヒオ・ロメロの反応が全く追いつかない軌道を描いてゴールネットに突き刺さった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」のツイッターはセンセーショナルなフィニッシュだ」とゴールを速報した。
ユナイテッドの宿敵リバプール出身ということもあり、ウィルソンはリバプールがユナイテッドの3度を上回る5度UEFAチャンピオンになっていることを意味する5本指パフォーマンスを披露した。試合は2-2のまま90分間を終え、PK戦の末にダービーが勝利した。恩師ジョゼ・モウリーニョ監督との初対戦を制したランパード監督もウィルソンのゴールには驚きを示している。
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「ハリー・ウィルソンは練習でもああいったキックをしていたよ。僕は遠すぎるかなと思っていたけど、それが間違いだったと彼が証明してくれたね」
敵地オールド・トラッフォードでのジャイアントキリングという快挙を導いたのは、指揮官の想像をも超える衝撃弾だった。
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