愛弟子ランパードに敗れたモウリーニョ 「我々にとってマイナーな大会」と負け惜しみ
ユナイテッドがリーグ杯3回戦で2部ダービーにPK負け
イングランドのリーグカップ3回戦、マンチェスター・ユナイテッド対ダービー・カウンティの一戦が行われ、2-2のPK戦の末にダービーが勝利した。2部所属クラブのジャイアントキリングを導いた指揮官は、かつてチェルシーでジョゼ・モウリーニョ監督の愛弟子だったフランク・ランパード監督で、両者は試合後に好対照なコメントを残している。
試合は開始3分でFWアンソニー・マルシアルのラストパスをFWロメル・ルカクがスルーし、最後はMFフアン・マタが先制点をゲット。ユナイテッドが楽に試合を進めるかと見られた。しかしダービーは後半14分にMFハリー・ウィルソンが同点ゴールを奪うと、その8分後にはペナルティーエリア外でハンドを犯したユナイテッドのGKセルヒオ・ロメロが一発退場になり数的優位に。後半40分には途中出場のFWジャック・マリオットの勝ち越しゴールが生まれた。
意地を見せたいユナイテッドは、後半アディショナルタイム5分にMFマルアン・フェライニのゴールで追いつく底力を見せたものの、延長戦でスコアは動かず、最終的にはPK戦に突入。8-7のスコアで軍配が上がったのはダービーだった。
英公共放送「BBC」によれば、この番狂わせを受けて今季からチームを率いるランパード監督は、次のように嬉しさを露わにした。
「我々は物凄く疲れたよ。オールド・トラッフォードですぐに先制されたけど、彼らがやったプレーは素晴らしいものだった。自分は誇らしい監督になれたよ。選手選考は簡単だったよ。(2部で直近の試合だった)ブレントフォード戦で素晴らしい動きだった選手たちで、彼らはオールド・トラッフォードでプレーするに値したんだから。本当にチーム内競争があるんだ」
かつて敵地として何度も訪れたユナイテッドの本拠地で勝利を得たことを、ランパード監督は非常に喜んでいる。