香川交代のはずが“人違い” ドルトムント監督の指示をコーチが誤解する痛恨ミス判明
ホッフェンハイム戦の後半15分、“二枚替え”の場面で発生とファブレ監督が認める
ドルトムントのルシアン・ファブレ監督が、現地時間22日に行われたブンデスリーガ第4節のホッフェンハイム戦(1-1)で思わぬ誤解による“采配ミス”を犯した。この試合で今季初先発だった日本代表MF香川真司を交代するつもりが、間違えてドイツ人MFマリウス・ヴォルフをベンチに下げていたと、ドイツ紙「ビルト」が報じた。
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ホームのホッフェンハイムが1-0とリードして迎えた後半15分、ファブレ監督は2選手の交代カードを切った。
ピッチサイドで準備していたのはU-18イングランド代表のアタッカー、MFジェイドン・サンチョと中盤の底でプレーするデンマーク代表MFトーマス・デラネイ。そして、ピッチを後にしたのはヴォルフとMFマフムード・ダフードだった。
しかし、ファブレ監督は驚き、慌てた様子でピッチの外に出たヴォルフに詰め寄って何か言葉をかけていた。伝えられているところによると、交代ボードには確かにヴォルフの背番号「27」が表示されていたが、実際には背番号23の香川を下げる意図だったという。
指揮官は試合後、この交代について「誤解があった」とコミュニケーションのミスを認めた。アシスタントコーチと選手交代のやり取りを交わすなかで、スタジアムの大歓声によって声が通りづらく、背番号が正しく伝わらずに間違った選手交代が起きたという。
後半15分で交代するはずだった香川はそのままピッチに立ったが、同25分にMFマクシミリアン・フィリップとの交代でベンチへ下がった。
ドルトムントは思わぬミスにDFアブドゥ・ディアロの退場も重なるドタバタな展開となったが、同39分にアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチのゴールが決まり、なんとか敗戦を免れたのだった。