長友ジェノア移籍加速か、アルゼンチン代表MFとのトレード急浮上

伊紙報道 MFディエゴ・ペロッティとの交換要員に

 インテルの日本代表DF長友佑都に、新たなトレード案が浮上している。元ブラジル代表MFフェリペ・メロとのトレードによるトルコの強豪ガラタサライ行きの交渉が進んでいると伝えられていたが、交渉が難航。ここにきて、セリエAジェノアのアルゼンチン代表MFディエゴ・ペロッティ獲得へ向けた交換要員となる可能性が浮上した。イタリア紙「トゥット・スポルト」が伝えている。
 インテルは今夏の移籍市場でヴォルフスブルグのクロアチア代表MFイバン・ペリシッチの獲得を目指してきたが、移籍金の値下げ交渉に応じない姿勢を見せるヴォルフスブルグ側との交渉は難航。プランBとして、そのターゲットをペロッティに切り替えつつあるという。
 ジェノアに関しては長友獲得への動きが伝えられている。インテル側としては交渉がまとまりやすいように、アルゼンチン代表として 国際Aマッチに1試合出場経験を持つサイドハーフとの交換要員として、長友を提示するプランであると報じている。また、同じジェノバを本拠地とするサンプドリアからも長友獲得に関する興味を示されているという。
 先日の親善試合アル・アハリ戦では屈辱の人数合わせ的な起用をされた長友だが、続くアスレチック・ビルバオ戦では得点につながる絶妙なクロスでアピールしていた。しかし、ガラタサライに続き、インテルの移籍戦略の中で交換要員として見られている状況は変わっていないようだ。
 はたして、トルコに新たな挑戦の場を求めるのか、イタリア国内でのキャリアを続けるのか。古巣FC東京復帰という噂も浮上している。契約を1年残す現状で、来季は移籍金ゼロで移籍可能となる長友については、インテルが移籍金を手にするにはこのタイミングで放出するしかない。クラブの思惑に左右される状況が続き、イタリアメディアも連日長友の去就問題を報じるなど、落ち着かない状況が続いている。日本を前向きに生きるダイナモの交渉の行方に注目が集まっている。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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