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差別発言の岡崎同僚が謝罪も解雇などの処分浮上 「すべての侮辱を謝りたい」
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広報担当謝罪も、捜査開始を認める
日本代表FW岡崎慎司の同僚のレスターFWジェイミー・ヴァーディが先月、レスター市内のカジノで東アジア人と思わしき男性客に向かって人種差別用語の「ジャップ」を連発した問題で、選手本人とクラブは謝罪の声明文を発表した。英国営放送「BBC」が報じている。
レスターは、今季開幕戦となったサンダーランド戦で4-2と勝利を挙げた。だが、地元紙「サン」は、その先制点を挙げたストライカーが男性客に人種差別用語を連発した動画を公開し、社会問題となっていた。
愚行を犯した28歳のヴァーディは「僕は心の底から自分が引き起 こしたすべての侮辱を謝罪したい。後悔すべき失敗で、自分が全責任を背負っている」と反省の弁を述べている。
レスターの広報担当は「我々は選手に対してピッチ内外で最高のスタンダードを要求している。我々の社会で模範となることも要求している。我々はジェイミーの謝罪について認識しております。この出来事に対する調査が始まることになります。この調査が終わるまで、これ以上のコメントは控えます」と声明を出している。
フットボールの世界では人種差別撲滅に対する動きを進めている。レスターのオーナーはタイ人で、同僚として日本代表の岡崎も所属している。2カ月前にはタイでの人種差別的な動画が流出し、ナイジェル・ピアソン前監督の息子であるジェームスら3選手 が解雇されていた。
FAや地元警察などがヴァーディに対する捜査を進める方針であることを、クラブ広報担当は明らかにしている。舌禍事件を起こしたストライカーには解雇などの厳罰が下される可能性も高い。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images