「日本で電光石火のオウンゴール」 開始29秒弾…世界で反響拡大「滅多に見られない」

開始29秒でのOGに海外メディアも衝撃を受けている(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
開始29秒でのOGに海外メディアも衝撃を受けている(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

G大阪戦、清水DFが開始29秒でオウンゴール 海外メディアも失点シーンに衝撃

 21日のJ1リーグ第27節清水エスパルス戦対ガンバ大阪戦(1-2)で開始29秒にオウンゴールが生まれたなか、反響が世界で拡大している。海外メディアは「滅多に見られない。日本で電光石火のオウンゴール」「クリアの時間はあったが…」と報じた。

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 シーズンも終盤戦に突入し、下位に沈むG大阪が清水戦で“スタートダッシュ”を見せた。キックオフ直後、G大阪のMF小野瀬康介が右サイドを抜け出すと、中央にクロスを供給。G大阪の韓国代表FWファン・ウィジョと清水DFフレイレが競り合い、ボールはクロスバーを直撃。こぼれ球がゴール手前にこぼれた。

 清水DF立田悠悟が素早く駆け寄ってクリアを試みたが、鋭い回転がかかったボールは地面に落下した瞬間わずかに変化。苦しい体勢ながらキックしようとした立田だったが上手くミートしきれず、そのまま自軍ゴールに蹴り込む形でオウンゴールとなった。開始29秒でのオウンゴールで先制したG大阪は、前半29分にも韓国代表FWファン・ウィジョが追加点。清水FW北川航也が1点を返したが、アウェーのG大阪が2-1と勝利した。

 開始直後のオウンゴールを海外メディアも即座に報じたが、反響は日に日に広がり続けている。ルーマニアテレビ局「Digi Sport」は「滅多に見られない。日本で電光石火のオウンゴール」と報道。立田が懸命にクリアを試みた場面について、「クリアの時間はあったが、自軍ゴールに蹴り込んでしまった」と触れている。

 また英紙「The Sportsman」も奇妙と表現し、「ボールがバーに当たり、DF立田がボールを覆うような形に見えた。単に危険エリアからはじき出すのではなく、サソリキックのような形でクリアを試みた」と描写している。もっとも、ボールに鋭い回転がかかっていたうえ、戻りながら一瞬の判断力を要求されただけに、見た目以上に難しい場面だったのも事実だ。

 開始早々の失点でゲームプランが崩れた清水は惜敗したが、試合の内容以上にオウンゴールが世界中から脚光を浴びている。

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