“唾吐き被害”のイタリア人FW、人種差別発言を否定 「すみませんなんて話しかけることは…」
D・コスタに肘打ち、頭突き、唾吐きを食らったディ・フランチェスコが詳細を明かす
ユベントスのブラジル代表FWドウグラス・コスタは、現地時間16日のセリエA第4節サッスオーロ戦(2-1)で試合終盤に相手選手へ唾を吐いて退場処分となった。その“被害者”となったイタリア人FWフレデリコ・ディ・フランチェスコは、やり取りに人種差別発言があったという憶測を否定している。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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サッスオーロ戦で後半16分から途中出場したコスタはキレのある動きを見せていたが、試合終盤にディ・フランチェスコと小競り合いを起こした。肘打ちや頭突きに加え、唾を吐きかけた瞬間を主審は確認していなかったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの進言があったとみられ、レッドカードが提示された。後日、コスタには4試合出場停止処分が下っている。
その顛末について、ディ・フランチェスコがコスタに人種差別発言を行ったのではないかという憶測が根強かった。しかし、インタビューのなかでピッチ上のやり取りについて証言している。
「本来なら、何が起こったのかを話すつもりはなかった。ただ、SNSなどでの事実ではない非難が多かった。ピッチで起こったことだから、彼になんという言葉を発したかを明言するつもりはない。ピッチ上で『すみません、ミスター・コスタ』なんて話しかけるわけがない。ちょっと汚い言葉が入るのは自然なことだ。彼もそうするだろうし、私も同じことだ。ただ、もし私が彼に人種差別的な発言をしたならば、私は今ここで死ななければいけない」
ピッチ上で敬語を使うわけがないとしつつ、人種差別発言についてはハッキリと否定した。いずれにせよ、小さな小競り合いはサッカーでは避けられない。そこで我を失って行動に起こしてしまったコスタは、出場停止に値する愚行だったと言うほかなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)