絶好調リバプールのクロップ監督、今季ドキュメンタリー撮影を拒否 その理由とは?
昨季マンCを密着取材したAmazonが、第2弾として依頼も断る
プレミアリーグで開幕5連勝と好調を維持するリバプールのユルゲン・クロップ監督は、アメリカのネット通販サイト「Amazon」が制作するドキュメンタリービデオの依頼を断ったようだ。英紙「デイリー・メール」が報じた。
Amazon制作のドキュメンタリーシリーズは、過去にNFLのチームに焦点を当ててクラブの承諾の下にビデオを制作しており、昨季は初めてサッカー界に進出。「All or Nothing」という題名でシティの歴史を塗り替えたジョゼップ・グアルディオラ監督にスポットを当てて、ドキュメンタリービデオを公開した。
その第2弾となる目論見として、Amazonはプレミアリーグ優勝に向けてシティのライバルとなるであろうリバプールに企画を依頼。これに対してアメリカ人オーナーのジョン・ヘイリー氏やクラブ上層部は、カメラを入れる準備ができていたと言われている。
しかし、最終的な決定権を持つクロップ監督はカメラを入れることに猛反対。クロップ監督は人に気づかれずに観察するなかでの暴露から得られるものは何もなく、カメラに映った時に人々の行動は変化すると考えているようだ。また2012年に制作された6部構成のクラブドキュメンタリー「Being Liverpool」において、当時の指揮官だったブレンダン・ロジャース監督の立場が上手く表現されていなかったことを知っていたことで、今回の件を拒否したという。
ドキュメンタリー撮影のデメリットの部分を予期し、チームのためを思って企画を断ったクロップ監督。アマゾンはリバプールに拒否された後、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンと契約を結ぶことを望んでいると伝えられている。
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