チェルシー足元見られた! ガーナ代表SB獲得に34億円オファーも7億増額要求

アウクスブルクDFババ・ラーマン獲得交渉難航中

 チェルシーはアウグスブルクのガーナ代表左サイドバック、ババ・ラーマン獲得に移籍金2500万ユーロ(約34億円)のオファーを出していたが、これを拒絶され、3000万ユーロ(約41億円)を要求されていると英地元紙「ガーディアン」が報じている。
 ジョゼ・モウリーニョ監督はフィリペ・ルイスが1年でアトレチコ・マドリードへ復帰し、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ以外に頼れる存在のいない左サイドバックに新戦力を求めている。そこで目をつけたのがババだ。すでに年俸面などで合意に達しているようだが、アウグスブルクはチェルシーの提示した移籍金に納得していないという。チェルシーのオファー額から500万ユーロ(約7億円)上回る、41億円でなければ、放出を認めない構えだという。
 チェルシーの主な補強はここまで、モナコから期限付き移籍で加入したFWラダメル・ファルカオとストークから獲得したGKアスミール・ベゴビッチら少数だ。若手有望株を獲得し、国内外クラブへのレンタルで経験を積ませているが、例年に比べても静かな夏を過ごす。特にDF陣は、昨季から戦力の上積みがない状態だ。
 王者として迎えた8日のプレミアリーグ開幕戦では、GKティボー・クルトワが退場する大荒れの展開の中、2度のリードを守れず、スウォンジーと2-2で引き分け。まさかのドロー発進となった。そのスウォンジー戦でモウリーニョ監督は、10人と数的不利な状況で試合終了間近にピッチに倒れ込んだMFエデン・アザールの治療のためピッチに走りこんだ美人女医らメディカルスタッフに怒りをあらわにする場面もあった。
 ライバルたちも昨季リーグ王者を相手に研究を重ねて臨んでくるはずだ。次節16日には13年のリーグ王者マンチェスター・シティとの大一番を控えるが、いきなり守護神クルトワ欠いて戦う事態となった。チェルシーの新シーズンは前途多難の幕開けとなっており、手薄な左サイドの補強が望まれる状況となっている。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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