サッカーの母国も唸るマルセロの“6秒間の神業” 「サンバの魔法」「フェスティバル」
レアル対ビルバオ戦でスーパープレー炸裂 スペイン代表経験者を華麗な連続足技で翻弄
レアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロは、現地時間15日のリーガ・エスパニョーラ第4節のアスレティック・ビルバオ戦(1-1)で、マーカーを翻弄する華麗な足技を披露した。その反響は世界中のファンやメディアに拡大していたが、“フットボールの母国”と言われるイングランドでも「サンバの魔法」「マルセロ・フェスティバル」と驚きの声があがっている。
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リーグ開幕3連勝のレアルは前半32分、ビルバオに先制を許して1点のビハインドを背負った。しかし、同42分過ぎに敵地のスタジアムの雰囲気を変えるスーパープレーを見せたのがマルセロだった。
スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが自陣左サイドのタッチライン際で浮き球の縦パスをマルセロに供給。すぐさまビルバオの元スペイン代表MFマルケル・スサエタが左後方から猛然とプレッシャーをかけにきた。すると、マルセロはラモスのパスを左足でトラップして高く浮かせスサエタの頭上を突破。さらにバウンドしたボールを頭でコントロールし、今度は左足に吸い付くようなトラップからくるりと反転して、スペイン代表経験者のベテランMFを手玉に取った。
スペイン紙「AS」は「マルセロのクレイジーなコントロール:ネット上では歴代ベストの一つの声」と取り上げ、オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」も「マルセロが再び魅せた:6秒間で二つの凄技」と伝えていたが、フットボールの母国イングランドにもそのインパクトは届いていた。
英メディア「GiveMeSport」は、「マルセロは信じられないスキルでビルバオの選手を2回破壊する」と特集。「まさにブラジルのサンバの魔法だ」「マルセロ・フェスティバル」と称賛しつつ、同じブラジル代表の左サイドバック(SB)として活躍したロベルト・カルロス氏が2016年に“後輩”について語った言葉を改めて紹介している。
「マルセロは世界でベストだ。フットボールをより現実的なものにできる。テクニックでは私より上だ。私はもっとパワーとパンチ力のあるタイプだったからね」
世界最高にとどまらず「歴代最高の左SB」に推す声や、攻撃的なポジションでの起用待望論も絶えないマルセロ。その技術は30歳を超えてもなお、人々を魅了し続けている。