ユーベ副会長ネドベドが審判に激怒 一発退場のC・ロナウドに示した“愛情”に海外注目
前半29分にまさかの一発レッド ハーフタイムに審判団に怒鳴り声で判定の説明を要求
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦のバレンシア戦(2-0)で一発退場となる波乱の幕開けとなった。新エースのアクシデントを受け、元チェコ代表MFのパベル・ネドベド副会長が見せた行動が脚光を浴びている。
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1994-95シーズン以来の優勝を目指すユベントスは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチがPK2本を決めて2-0とバレンシアを下した。しかし、勝利以上に強烈なインパクトを残したのが、ロナウドの退場劇だった。
0-0で迎えた前半29分、ゴール前でロナウドとバレンシアのコロンビア代表DFジェイソン・ムリージョが交錯。オーバーリアクション気味に転倒したムリージョに対し、怒りを爆発させたロナウドは相手の頭をつかむようなアクションを見せた。ムリージョも激昂し、両チームの選手が入り乱れる小競り合いに発展。フェリックス・ブリッヒ主審はゴール前を見ていた追加副審に助言を求めて状況を確認すると、ロナウドにレッドカードを提示した
ロナウドは判定に唖然。ピッチへ崩れ落ち、不満や悔しさから涙を浮かべてピッチを後に。ロッカールームへ向かう通路入り口で打ちひしがれる背番号7に歩み寄って慰めたのがメドベド副会長だった。
スペイン紙「マルカ」によると、ネドベド副会長はハーフタイムにトンネル内でブリッヒ主審に詰め寄って猛抗議。怒鳴り声で判定の説明を求めたとのことだが、審判団は何も答えることなく、そのまま過ぎ去っていったという。
ネドベドは現役時代、2003年にユベントスでバロンドールを受賞し、「世界最高の選手」に輝いたキャリアを持つ。史上最多タイの受賞5回を誇るロナウドに対して、“先輩”としての振る舞いを示そうとしていたのかもしれない。