香川は「知的な動き出し」 ドルトムントの“トップ下採点”で明暗、不発のゲッツェは…
今季初出場に専門サイトも及第点「試合に出るや即座にドルトムントを活性化させた」
ドルトムントの日本代表MF香川真司は、現地時間18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ開幕戦クラブ・ブルージュ戦(1-0)で途中出場し、トップ下で先発出場したドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ以上の存在感を発揮した。ドルトムント専門サイトの選手採点でもその差が浮き彫りとなった。
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ルシアン・ファブレ監督はクラブ・ブルージュ戦で4-2-3-1システムを採用。トップ下に香川ではなくゲッツェを起用した。しかし、試合は格下相手に攻めあぐね、膠着した展開が続く。そして後半17分、ゲッツェに代わって香川がピッチへ。主戦場のトップ下に入ると効果的なパスでリズムを作り、停滞していた攻撃に活気をもたらした。その後、同40分にアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチの決勝弾で辛くも勝利している。
ドルトムント専門メディア「BVB Buzz」はクラブ・ブルージュ戦に出場した選手を10点満点で採点。途中交代となったゲッツェは4点と低評価を下し、「シンジ・カガワと交代するまでの60分間、ゲッツェは10番の役割に苦しみ、サッカーを楽しむことができなかった」と辛辣な言葉を綴っている。
一方、流れを変えた香川には6点と及第点。「今季初出場だったが、試合に出るやいなや即座にドルトムントを活性化させた。知的な動き出しやパスを見せ、(ウカシュ・)ピシュチェクへの浮き球のパスがアシストにつながらなかったのは不運だった」と、後半34分に見せた絶妙なクロスにも触れている。
ファブレ監督は中盤にハードワークとフィジカルを求め、ゲッツェと香川は開幕から苦境に立たされているが、クラブ・ブルージュ戦でアピールに成功したのは香川と言えるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)