メッシが“C・ロナウド超え”のCL新記録 バルサ通算ハットトリック数も驚愕の42回目
CL通算8度目のハットトリックは単独首位、CL初戦の3ゴールも3回目
バルセロナは今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦のPSV戦に4-0で快勝し、2014-15シーズン以来となるビッグイヤー獲得へ最高のスタートを切った。この試合でエースのFWリオネル・メッシは3得点を挙げる圧巻の決定力を見せたが、このハットトリック達成が“ロナウド超え”になったと、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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バルサはこの日、前半30分までPSVの粘り強い守備に苦しんだが、同32分にFWウスマン・デンベレがゴール正面約22メートルの位置で直接FKを得ると、キッカーを務めたのはメッシ。左足から放たれた一撃は相手GKから急激に逃げていくカーブがかかり、ゴール右隅に突き刺さった。
後半に入ってもメッシの決定力が猛威を振るう。2-0となった後半32分にはMFイバン・ラキティッチの浮き球パスに抜け出すと、絶妙なダイレクトシュートでゴール左隅へ流し込む。その10分後にはFWルイス・スアレスとのコンビネーションから、最後は効き足ではない右足でとどめを刺した。
相変わらず恐ろしいほどの冷静さでゴールを陥れたメッシだが、今回のハットトリックも記録ずくめのものとなった。
まずCLで通算8度目のハットトリックとなり、7回で肩を並べていたFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)を1差上回ることになった。またCLのシーズン初戦で3ゴールを奪うのは、2013年のアヤックス戦(4-0)、16年のセルティック戦(7-0)に続いて3回目、キャリア全体で見てもバルサの公式戦で通算42回目と、その“固め打ち”ぶりは驚異的だ。
なおかつメッシは国際大会のタイトルに恵まれていないとはいえ、アルゼンチン代表でも計6回のハットトリックを達成している。もはや1試合の複数ゴールですら“当たり前”といった感があるが、ハットトリックを巡るデータはメッシの偉大さを改めて実感できるものだ。