日本撃破のボンバーヘッドがマンUの救世主、レジェンドも称賛「美しくはないが効果的」
クラブOBのファーディナンド氏、スコールズやベッカムと比較しながら活躍を分析
マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFマルアン・フェライニは、持ち前の高さとフィジカルの強さでチームの苦境を救う活躍を見せている。クラブのレジェンドで、現在解説者を務めるリオ・ファーディナンド氏は、その美しくはないが効果的なプレーに舌を巻いた。英衛星放送局「BTスポーツ」が報じた。
ユナイテッドは第2節ブライトン戦で2-3、第3節トットナム戦で0-3と開幕3試合目にして2敗。前節バーンリー戦に2-0と勝利したなか、現地時間15日の第5節でワトフォードと対戦し、2-1と勝利を収めた。4連勝中と快進撃を見せていたワトフォードの勢いを止めた一戦で、一際存在感を放っていたのが、ボンバーヘッドが特徴のフェライニだった。
この日先発出場を果たしたフェライニは、セルビア代表MFネマニャ・マティッチとダブルボランチを組み、高さとフィジカルを生かしてワトフォードの攻撃の芽を摘み続けた。これでユナイテッドは開幕5戦で3勝2敗。そのうちの2勝した試合でフェライニは先発出場を果たしている。
かつての黄金期を支え、センターバックとして活躍したファーディナンド氏は、フェライニに注目。その働きぶりについて次のような見解を示している。
「スコールズやベッカム、キャリックのように美しくボールを操り、どんな距離からも針に糸を通すようなパスを出す選手たちと比べれば、彼にはそのような滑らかさは備わっていない。彼はそういうタイプの選手ではないんだ」
これまでユナイテッドで活躍してきた中盤は、元イングランド代表MFポール・スコールズ、MFデイビット・ベッカムのような高いパススキルでゲームをコントロールする司令塔が多かった。フェライニはそのタイプには属さない。だが、彼にしかできない仕事が存在するという。
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