不遇のドルトムントMFゲッツェに対戦相手も憂心 「あれほどの選手を腐らせるなんて…」
フランクフルトSDボビッチ氏がゲッツェに言及「100%フィットできるクラブが必要」
ドルトムントのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェは、日本代表MF香川真司と同様に今季リーグ開幕から十分な出場機会を得られず、ベンチを温める日々が続いている。“天才”とも称された男の苦境に、対戦チームの関係者からも今後を懸念する声が挙がっているという。ドイツメディア「FUSSBALL.NEWS」が報じた。
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ドルトムント下部組織出身のゲッツェは、2009年にトップチームに昇格してプロデビュー。2年目からはチームの中心選手となり、2010-11、11-12シーズンとリーグ連覇に貢献した。2013年にはライバルクラブのバイエルンに移籍してサポーターから反感を買い、ドイツ王者で定位置を確保できずに3年後に古巣復帰。しかし、故障や代謝障害などトップフォームを取り戻すのに時間を要しており、今夏には香川とともに放出候補にも名前が挙がった。
今季から就任したルシアン・ファブレ新監督は、4-3-3システムを導入。中盤の底には新戦力のベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルを置き、インサイドハーフには若手有望株のドイツ人MFマハムド・ダフードとデンマーク代表MFトーマス・デラネイを固定して不動のレギュラーとしている。
ゲッツェは香川同様にファブレ監督の標榜する戦術に合わず、ベンチを温める日々が続いている状態だ。現地時間14日のブンデスリーガ第3節フランクフルト戦(3-1)では4-2-3-1が採用されたなか、トップ下を主戦場にする二人に出番はなかった。試合後、フランクフルトでスポーツディレクターを務めるフレディ・ボビッチ氏が、ゲッツェに対して同情のコメントを残したという。