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新時代の到来 プレミアリーグ2015-16【リバプール編】
再起を誓う名門
今夏、リバプールの英雄MFスティーブン・ジェラードがアンフィールドを去った。偉大なキャプテンは、17年間の旅に終止符を打ったのだ。
さらに、エースのFWラヒーム・スターリングが英国人史上最高額となる約94億円でマンチェスター・シティへと移籍。イングランド屈指の名門は、未曽有の危機にさらされていた。
2013-14シーズン、リバプールは優勝のチャンスを逃したものの、2位でリーグを終え、欧州の舞台への復帰を果たした。しかし昨季は、その立役者だったFWルイス・スアレスがバルセロナへ移籍したことで、チームは深刻 な得点不足に陥った。最終的には6位に落ち着いたが、復活の扉をたたいたはずの名門は、瞬く間に地に落ちた。
そして今夏は、大改革に乗り出した。マンCからMFジェームズ・ミルナー、ホッフェンハイムからMFロベルト・フィルミーノ、サウサンプトンからDFナサニエル・クライン、バーンリーからFWダニー・イングス、そして、アストン・ビラからFWクリスチャン・ベンテケら即戦力がチームに加入。4年目を迎えるブレンダン・ロジャース監督の正念場となる新シーズンに向け、着々と戦力強化を進めている。