柴崎がセビージャ戦に途中出場 2-0快勝もヘタフェ監督は後半に不満「熱が失われた」
開幕戦以来の出場もインパクト残せず ボルダラス監督は後半の課題を指摘
日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェは、現地時間16日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節、アウェーでのセビージャ戦に2-0で勝利し、リーガ屈指の強豪相手にアップセットを演じた。そのなかで柴崎は後半途中からプレーしたものの、得点には絡めず。スペイン紙「マルカ」によると、採点はチーム内最低点タイで、チームを預かるホセ・ボルダラス監督も前半に比べて後半の出来が課題だったと語っている。
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セビージャの本拠地サンチェス・ピスファンでの一戦、ヘタフェは前半3分にFWホルヘ・モリーナのスルーパスを受けたFWアンヘル・ロドリゲスが冷静にゴールを陥れ、幸先良く先制する。その後何度かカウンターでチャンスを作ると、同38分には細かなパスワークが相手DFに当たったところ、再び相手GKと1対1になったアンヘルが追加点をゲットし、2-0とした。この戦いぶりについて指揮官は「多くのチャンスが生まれ、ゴールもマークし、もっとゴールを奪えるほどだった」と会心の45分間だったことを認めている。
ただホームで勝ち点を落とせないセビージャは後半に入ると圧力をかけ、ヘタフェは前半ほどのチャンスを創出できない。そこでボルダラス監督は後半17分にアンヘルに代えて柴崎の投入を決断。4-4-1-1システムのトップ下に入り、カウンターの起点としての役割を期待されたが、大きな仕事はできずにタイムアップを迎えた。
試合自体は2点差の快勝だったものの、柴崎の採点は3つ星満点のうち1つ星。指揮官も「後半に入ると“熱”が失われた。チーム全体が問題を抱えた。もちろんチャンスは何度かあったのだが」と語っており、前半以上のインパクトは残せなかった。
柴崎にとっては、公式戦出場は開幕戦のレアル・マドリード戦以来で、出場機会を得られたのはまず一歩前進だ。ただそれとともに、現状のサブ扱いを覆すためにボルダラス監督を認めさせるようなプレーを見せられるかが、今後問われていくことになる。