ミラン本田にイタリア内での移籍が浮上 ジェノアが身分照会へ

ジェノアはスソにも関心

 イングランド・プレミアリーグのトットナムとエバートンからの興味が伝えられたミランの日本代表FW本田圭佑だが、イタリア国内にも熱視線を送るクラブがあるようだ。イタリア紙「コリエレ・デッラ・セーラ」が報じている。
 同紙によると、7日にジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長と、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOの会談が予定され、その席でプレツィオージ会長は本田と元U-21スペイン代表MFスソについての身分照会を行う予定だとしている。
 本田は、中国で行われたインターナショナルチャンピオンズ・カップや、先日のアウディカップでも一貫してトップ下でプレーするチャンスを与えられてきた。しかし、バイエルン戦では地元紙からは、全紙で最低点という酷評を受けたことからも、現時点での評価は決して高くない。アウディカップの最中には、自身のプレーヤーとしての評価を確認するため、ガリアーニCEOと会談を持ったとも伝えられている。
 一部では「マーケティングマンとして不可欠」と論じられる一方で、「東洋へ向けて貼られるポスターの男であることに疲れてしまったようだ」ともリポートされた。冒険家コロンブスを世に送り出し、三浦知良(現横浜FC)が日本人セリエAプレーヤーとしてのスタートを切った港町ジェノバで、本田は再起を図ることになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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