ドルトムント天才MFの“転落人生”に海外注目 「キャリアはW杯決勝弾から失速」
2016年に復帰したゲッツェは、香川同様に中盤のポジション争いで後塵を拝す
ドルトムントのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェは、今季リーグ戦でいまだ出場がない。日本代表MF香川真司同様、苦境に立たされているが、AP通信は「ゲッツェのキャリアはワールドカップ(W杯)の決勝弾から失速」と特集している。
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ゲッツェはドルトムントの下部組織から、2009年にトップチームでプロデビュー。2年目からはチームの中心選手となり、2010-11、11-12シーズンとリーグ連覇に貢献した。2013年にはライバルクラブのバイエルンに移籍してサポーターから反感を買い、ドイツ王者で定位置を確保できずに3年後に古巣復帰。しかし、故障や代謝障害などトップフォームを取り戻すのに時間を要しており、今夏には香川とともに放出候補にも名前が挙がった。
記事では、延長戦で決勝ゴールを決めた2014年のブラジルW杯決勝アルゼンチン戦(1-0)以降、ゲッツェのキャリアは転落の一途をたどっていると指摘している。
「彼は4-3-3システムでもプレーできるが、中盤には膨大な選手を抱えている。偽9番にもカガワとロイスがいる」
今季就任したルシアン・ファブレ新監督は、香川やドイツ代表FWマルコ・ロイスらベテラン勢に、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルも加わり、ポジション争いが激化した中盤ではゲッツェの居場所を見出すのが難しいと示唆していた。
ユルゲン・クロップ政権で輝きを放っていた天才は、8歳から所属してきたドルトムントで居場所を取り戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE=AP)
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