ドルトムント22歳MF、ファブレ監督の“秘蔵っ子扱い”一蹴 「知り合いというわけじゃない」

ドルトムントのMFマフムード・ダフード【写真:Getty Images】
ドルトムントのMFマフムード・ダフード【写真:Getty Images】

ダフードが今季開幕3試合全てで先発出場 かつての恩師の期待に応える活躍

 ドルトムントのMFマフムード・ダフードは今季中盤でスタメンの座を獲得し、驚きを呼んでいる。22歳のドイツ人MFは、ドイツ紙「ルールナハリヒテン」にここまで来るには苦しい時期もあったと明かしている。

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 2010年にフォルトゥナ・デュッセルドルフのユースからボルシアMGのユースに移籍したダフードは、ボルシアMGのトップチームを経て、17年にドルトムント入りした。今季はルシアン・ファブレ監督の下、リーグ戦全3試合で先発出場すると、90分フルで戦った開幕節のRBライプツィヒ戦(4-1)ではチームの同点弾を叩き出し、第2節ハノーファー戦(0-0)でも後半41分までピッチに立っている。

 躍進著しいダフードだが、「出場時間が短い時もあったし、運のない時もあった。長い間上手くいかないこともあって、嫌な気分だったよ。そんな時は毎日が楽しくないね」と困難な時期もあったと明かす。その一方で、上手くいく時は全てが楽に、自然に運ぶように思えると語った。

 ボルシアMG時代にファブレ監督から指導を受け、ブンデスリーガデビュー。当時は良い時間を過ごしたと語りつつ、「だからと言って僕らが知り合いというわけでは全くない」とも述べ、他の選手より優位に立っているわけではないとした。また、ファブレ監督の人柄についても語っている。

「静かな監督だ。叫びまくる監督もいるけど、彼はせいぜい声を少し大きくするだけで、わめいたり、選手を怖がらせたりはしない。サッカーでは考える時間も時には必要だと分かっているので、選手に時間をくれる。彼が声を大きくするのは、選手がボーッとしていたり、動きが鈍かったりするときだけだ」

 若手ながら中盤の定位置争いで一歩抜け出しているダフードだが、今後も“恩師”の信頼を得続けることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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