イニエスタ&トーレスの“日本効果”を母国スペイン紙が分析 「Jリーグの改革を牽引」
イニエスタの経済効果は100億円 鈍化していたJリーグの成長にも一役買う
ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタとサガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレスは、今夏からJリーグの舞台で戦い、数々の話題を提供している。かつてスペイン代表に栄光をもたらしたワールドクラス二人だが、スペイン紙「エスタディオ・デポルティーボ」では彼らがJリーグにもたらす効果について特集を組んでいる。
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記事は「トーレスとイニエスタはJリーグの改革を牽引している」とのタイトルで掲載。DAZNが放映権を獲得して跳ね上がった放映権料によって、トーレスは380万ユーロから600万ユーロ(約4億9400万円~7億8000万円)、イニエスタはJリーグでの史上最高額となる2500万ユーロ(約32億5000万円)の年俸を手にしたとし、次のようにJリーグの動向を記している。
「イニエスタの契約は、経済力で知られている中国スーパーリーグを上回り数多くの人を驚かせた。ここ近年で成長が鈍化していたが、1990年代に数多くの外国人スターが加入し、すでに国際的な魅力を有していた」
その他にもラ・ロハ(スペイン代表の愛称)の主力だった二人が、SNSなどで日本での暮らしぶりを発信していることが日本のサッカーファンに話題を提供していることなどにも触れ、特にイニエスタのもたらす経済効果については、関西大名誉教授の宮本勝浩氏の算出した約100億円(7700万ユーロ)に達するなど、その影響度の大きさは日本でも莫大なものだとしている。
またJリーグのチェアマンである村井満氏がJリーグの国際的な発展において、若手選手のサッカー面での成長に期待していることにも触れた。イニエスタとトーレスの存在は、彼らの母国でもいまだ注視されているのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)