5発圧勝のドルトムント、EL予選史上最多観客動員を記録

観衆6 万5190人を集める圧倒的人気

 ブンデスリーガのドルトムントは現地時間6日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)の予選3回戦第2戦ヴォルフスベルガーAC(オーストリア)戦で、5-0と圧勝した。日本代表MF香川真司は先発出場し、後半25分までプレーした。
 試合は、0-0で迎えた後半にMFロイスや契約延長を果たしたばかりのFWオーバメヤンの得点でドルトムントがリードを奪うと、終盤にはMFムヒタリヤンがハットトリックの活躍を見せ、5-0で圧勝。2試合合計6-0で本戦出場を懸けたプレーオフラウンドへの進出を決めた。
 
 そして、この試合では新たな記録も誕生している。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトによれば、この日ドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナ・パルクには6万5190人の観衆が詰めかけた。これはEL予選またはプレーオフラウンドにおいて史上最多の観客動員数となった。「黄色い壁」と呼ばれるホーム南側のスタンドの熱狂的な声援など、強大なサポーターの支援を受けるドルトムントの人気は、格下相手で見所が損なわれる傾向にあるEL予選でも圧倒的だった。
 
 これまでの記録は2011-12シーズンのプレーオフラウンドで内田篤人所属のシャルケとHJKヘルシンキの対戦で記録した5万2034人で、ドルトムントはこれまでの記録を1万3156人も上回り、記録を大幅に更新した。
 
 また、今回の記録はEL全体(前身のUEFAカップは除く)でも史上4番目に多い観客動員数となった。トップは今年3月に行われた、ELラウンド16第2戦のディナモ・キエフ対エバートンの一戦。この試合はディナモ・キエフのホームに6万7553人が足を運んでいた。
 ドルトムントはプレーオフラウンド以降で最多観客動員記録を更新する可能性が高そうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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