韓国FWソン・フンミン、“変則ダブルタッチ股抜き”に代表OBも反応 「DFからしたら屈辱」
チリの実力者ビダルをかわし、バルデスを無効化した美技に韓国国内も称賛の嵐
韓国代表MFソン・フンミン(トットナム)は、先日のアジア大会でU-23代表チームの優勝に貢献して悲願の兵役免除を勝ち獲った。その後、母国に帰国したエースは休む間もなくA代表に合流。南米の強豪チリ戦でMFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)らを手玉に取る鮮やかなテクニックを披露し、代表OBからも称賛されるなど韓国国内でも反響を呼んでいる。
エースが躍動したのは、26日間で計8試合をこなす過密日程のなかで迎えた11日のチリ戦(0-0)だった。
後半2分、韓国は自陣でボールの奪い合いとなり、センターサークル付近でソン・フンミンとチリの大黒柱ビダルが対峙。鋭いタックルを仕掛けてきたビダルを右足でふわりとボールを浮かせてジャンプ一番かわすも、すかさず右側から10番のMFディエゴ・バルデス(モレリア)が猛然とプレッシャーをかけにきた。すると、ソン・フンミンは右足でボールを引き、軸足の左足かかとに当てて直角に方向転換。バルデスの股を抜いて味方にパスを通してみせた。
華麗な連続技に地元ファンが多数駆け付けた水原ワールドカップ競技場は大歓声。欧州や南米まで伝わり「センセーショナル!」「決して忘れない」と大きく報じられていたが、韓国メディアでもエースの称賛の嵐となっている。