ハリルホジッチら歴代の名監督も成し得なかった快挙を達成

　王者パリ・サンジェルマン（PSG）が現地時間14日に行なわれたリーグ・アン第5節でサンテティエンヌに4-0で圧勝し、開幕5連勝を飾った。今季就任のトーマス・トゥヘル監督は就任1年目に開幕5連勝というクラブ史上初の快挙を成し遂げた。

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　PSGは前節に退場処分で3試合出場停止を受けているフランス代表FWキリアン・ムバッペが欠場。ブラジル代表FWネイマールもメンバーに入らず、二人の主力が不在だった。

　しかし、それでも強さが陰ることはなく、前半22分にドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーが得点して先制。後半にはウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ（PK）、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、U-19フランス代表FWムサ・ディアビがゴールを重ねて4-0とサンテティエンヌを圧倒した。

　昨季王者は今季も圧倒的な強さを誇示している。データ分析会社「オプタ」によれば、今季就任のトゥヘル監督は就任一年目に開幕5連勝を成し遂げたクラブ初の監督になったという。

　PSGと言えば、過去には元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏（2003〜05年）などの名将が指揮を執ってきた。リーグ優勝を経験したカルロ・アンチェロッティ監督（2011〜13年／現ナポリ）ローラン・ブラン氏（13〜16年）や前任のウナイ・エメリ監督（16～18年／現アーセナル）といった歴代の指揮官でも成し遂げなかった記録をトゥヘル監督が打ち立てた。

　昨季は2位モナコに勝ち点13差をつけてリーグを制したPSG。指揮官が代わっても、その勢いはとどまるところを知らず、さらに増すばかりのようだ。ネイマールを筆頭にワールドクラスを揃える王者を止められるチームは現れるのだろうか。