「日本人が夢のボレー弾」 “珍オウンゴール”の反響拡大「偶然のパス…しかし美しい」
横浜FCのMF北爪がクリアミス 絶妙ループ弾が自陣ゴールネットを揺らして脚光
8日のJ2第32節東京ヴェルディ対横浜FC戦(2-1)で生まれたオウンゴールが海外メディアから脚光を浴びたが、試合から数日経っても反響は止まず、「日本人が16メートルの夢のボレー弾」「偶然のパス…しかし美しい」と報じられている。
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ホームの東京Vが開始早々に先制ゴールを奪ったが、それは思わぬ形だった。東京Vがセンターサークル付近でボールをキープし、前方にパスを入れるタイミングを見計らうなか、DF井林章が横浜FCの最終ライン裏にロングフィードを供給。しかし、これは横浜FCのMF北爪健吾が素早く反応し、右足でクリアを試みた。ところがここでキックミスが生じ、北爪が右足でミートしたボールは宙にふわりと浮きながら自陣ゴール方向へと飛ぶと、絶妙なループ弾のような形で自軍GKの頭上を越えて横浜FCのゴールに吸い込まれた。
東京Vにとっては「ラッキー」、横浜FCにとっては「アンラッキー」と言えるゴール。東京Vが後半25分に追加点を奪ったなか、横浜FCは1点返すもオウンゴールが響いて敗れた。
海外メディアはオウンゴールを動画付きで紹介するなど話題を呼んでいたが、反響は拡大し続けている。オランダのスポーツメディア「Sportnieuws」は「先週末、日本のケンゴ・キタヅメがゴールを決めた。自軍のゴールキーパーの背後に偶然のパス…しかし美しい」と記した。また、スイス紙「ブリック・アム・アーベンド」はオウンゴールについて「日本人が16メートルの夢のボレー弾。残念ながら自軍のゴールに」と伝えている。
日本で誕生した“美しいオウンゴール”は、海外メディアの目を捉えて離さないようだ。