ロシアW杯出場組と「4-4-2システム」 森保J初陣に見るポジション争いの構図は?
最終ラインはロシアW杯のレギュラーが今後も競争の軸
初陣のコスタリカ戦では、7日に行われた11対11の紅白戦から継続的にテストしていた4-4-2でスタート。そして、中島を下げてMF天野純(横浜F・マリノス)を投入した後半30分以降はトップ下を置く4-2-3-1にシフトした。
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では、欧州組が戻ってきた場合、各ポジションの争いはどうなるのか。ロシアW杯出場メンバー(代表引退のMF長谷部誠とDF酒井高徳、引退示唆のMF本田圭佑は除く)を、今回のメインシステムとなった4-4-2システムに振り分けてみた(布陣図参照)。
西野朗前監督は4バック主体だったため、最終ラインはイメージがしやすいだろう。CBにはW杯全4試合にフル出場したDF吉田麻也(サウサンプトン)とDF昌子源(鹿島アントラーズ)のコンビが、そのまま当てはまる。吉田が30歳、昌子が25歳という年齢を考えても、この二人が軸となっていくのは間違いない。
SBも右にDF酒井宏樹(マルセイユ)、左にDF長友佑都(ガラタサライ)がレギュラー最右翼だ。酒井高が大会後に27歳で代表引退を表明しているため、バックアップ枠は今回先発で起用された室屋らにも割って入るチャンスがありそうだ。
GKはW杯に3大会連続で出場したGK川島永嗣(ストラスブール)が4年後のカタール大会では39歳。世代交代を迫られているポジションの一つであり、コスタリカ戦でゴールを守った東口とリオデジャネイロ五輪世代のGK中村航輔(柏レイソル)が序列をリードしていくだろう。