韓国メディアも“新生日本”の若手アタッカーに熱視線 「攻撃の中心」と称えたのは?

コスタリカに快勝した日本を韓国メディアも称賛している【写真:Getty Images】
コスタリカに快勝した日本を韓国メディアも称賛している【写真:Getty Images】

コスタリカ戦の動向を注視、堂安の個人技術の高さを称賛

 日本代表は11日に行われたコスタリカ代表との国際親善試合に、3-0で快勝した。7日に韓国代表がコスタリカに2-0で勝利したこともあり、韓国メディアもこの試合に注目。そうしたなか、韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は「日本の若手がこの試合の勝利を牽引した」と称賛している。

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「2016年AFC U-23選手権のMVP、中島翔哉(ポルティモネンセ)と2015年Jリーグ新人王の浅野拓磨(ハノーファー)が先制点と追加点をアシスト。さらに2点目を決めた南野拓実(ザルツブルク)は2010年AFC U-16選手権の得点王でもあり、2013年Jリーグ新人王でもある」と過去の実績を伝え、この試合でもきっちりと結果を残したと報じた。

 また、ゴールを決められなかったが、MF堂安律(フローニンゲン)についても韓国メディアは注目。スポーツ専門サイト「スポータルコリア」は、「日本の攻撃の中には常に堂安がいた。彼の個人技術は高く、攻撃の手を緩めることはなかった」と報じた。

 ここまで挙げた欧州組4人の活躍以外に、先発に「30代が4人だけ」と、驚きを持って報じていたのはスポーツ専門サイト「SPOTVニュース」だ。

「先発はGK東口順昭、DF槙野智章、MF青山敏弘、FW小林悠を除いて20代の選手だった」と、若返りを図る日本代表の動向が韓国メディアも気になるところのようだ。

 韓国と日本はともにコスタリカに快勝したわけだが、韓国代表メンバーは現状、ロシア・ワールドカップとアジア大会に出場した選手が主体。来年1月のアジアカップを見据えているが、日本は大きく選手を入れ替えて若返りを図っており、色合いは違う。両国ともにどのようなチームを作り上げるのか、これから楽しみなところだ。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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