「よく走ってくれた」 初陣快勝の森保監督が選手を称賛「上を見てやっていきたい」

日本代表の森保監督【写真:Getty Images】
日本代表の森保監督【写真:Getty Images】

コスタリカに3-0快勝、試合後は選手たちの思いを代弁

 日本代表のA代表監督に就任後、初陣となった11日の国際親善試合コスタリカ戦を3-0の快勝で飾った森保一監督は、7日に札幌で開催が予定されていた同チリ戦が北海道地震により中止になったことを受けて、「全国で被災された、辛い思いをされている方に思いを届けよう、プレーで励まそうということでよく走ってくれた」と選手たちを称えた。

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 就任記者会見で「世代交代は必要だと思っています」と話した指揮官は、この初戦に平均年齢25歳ほどのチームで臨んだ。サンフレッチェ広島を率いていた時の3-4-2-1システムではなく、4-4-2システムで送り出されたチームは躍動し、攻撃的なサッカーでコスタリカを圧倒した。

 この日が初陣となったのは、北海道を襲った地震による影響が大きかった。7日に札幌ドームで予定されていたチリ戦に備えて現地入りしていたチームも被災し、協議の末に試合の中止が決まった。選手たちは自分たちからの発信で、練習場を訪れたサポーターと記念撮影をするなどの行動をしていたが、このコスタリカ戦のプレーが何よりもその思いを示していた。

 森保監督は「全国で被災された、辛い思いをされている方に思いを届けよう。プレーで励まそうということでよく走ってくれたと思います」と選手たちの思いを語り、「まだまだチームはスタートしたばかりなので、常に成長することを考えて上を見てやっていきたいと思います」と、この先を見据えている。

 このコスタリカ戦には、ロシア・ワールドカップ(W杯)に主力として出場した選手たちの多くが招集されなかったが、今後はこの日のメンバーとの融合が進むことも予想される。結果の上では順調なスタートを切った森保ジャパンは、10月にパナマとウルグアイという中南米からW杯に出場したチームとの国際親善試合を控えるが、指揮官はどのような進化をチームに与えていくことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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