PSG監督、ブッフォンの“第2GK構想”に言及 「ベンチにいても大きな影響力がある」
トゥヘル監督が仏メディアでアレオラのレギュラー起用を明言
パリ・サンジェルマン(PSG)の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、今夏にユベントスから加入したものの、トーマス・トゥヘル監督は基本的にベンチに置く起用法を決断した模様だ。トゥヘル監督がフランスメディア「RMCスポーツ」のインタビューに応じたもの。
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ブッフォンは昨季までイタリア王者ユベントスで長年キャリアを積んだが、イタリア代表としてロシア・ワールドカップ(W杯)出場権を逃し、現役引退も視野に入れて退団した。そこにPSGがオファーを出したことで、ブッフォンは現役続行を決断している。
そのブッフォンと正GKの座を争う立場にあるのが、フランス代表GKアルフォンス・アレオラだ。アレオラは先日のドイツ代表戦でフランス代表デビューを飾り、PSGにとっては下部組織からの生え抜きでもある。トゥヘル監督は、25歳のアレオラに対するブッフォンのバックアップに期待をしている。
「まだ最終決断をしていないが、アルフォンスが私にとって“1番”のポール・ポジションだ。彼は下部組織から育ってクラブの精神を全て持っている。このクラブでプレーすることの誇りを持つ彼のような選手が模範であるべきだ。
ブッフォンはレジェンドであり、アルフォンスのアイドルの一人。ベンチにいてもチームに大きな影響力がある。そして、ベンチに置いた後にギャンガン戦の後半でチームを助けてくれた。彼は常にそこにいて、選手と話し、私を助けてくれる。彼がトップにいる理由はそこにある」
40歳のブッフォンをチームにとっての“保険”としながら、アレオラを正GKとして育てるという起用法を、トゥヘル監督は構想している。アレオラは先日、イタリアメディアで今季限りで契約満了により退団する有力候補とされていたように、契約は残り1年となっている。しかし、トゥヘル監督がこうした起用を明言したことで、PSGが契約延長に動いているとも見られる。
UEFAチャンピオンズリーグのタイトル以外、全てを勝ち取ったと言える伝説的なGKであるブッフォンに、ベンチを温めさせるというトゥヘル監督の決断は、PSGにどのような結果を招くだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)