モウリーニョ監督の信頼得るための“取扱説明” 愛弟子が提示「100%味方になってくれる」
チェルシー時代に苦楽を共にしたテリー、かつての指揮官モウリーニョについて言及
元イングランド代表DFジョン・テリーはチェルシー時代の恩師であるマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督について、“取扱説明”を提示している。英紙「デイリー・メール」が報じた。
就任3年目のモウリーニョ監督率いるユナイテッドは今季開幕4戦で黒星二つを喫しており、早くも解任危機に瀕している。これまで指揮してきたレアル・マドリードやチェルシーではいずれも3年目に解任の憂き目に遭っており、今回もその“ジンクス”に該当するのではないかという声が出ている。
しかし、チェルシー時代は第一次政権、第二次政権併せてプレミアリーグを3度、リーグカップを3度、FA杯を1度制覇しており、クラブの黄金期を築いた歴代で最も重要な指揮官と言える。
一方、チェルシーの下部組織で育ったテリーは、1998年にプロデビューを果たすと、2017年まで19年間在籍していた。モウリーニョ監督とも長きに渡り苦楽を共にしたテリーは、ポルトガル人名将の“取扱説明”に言及している。
「彼はあらゆるクラブで壮大なキャラクターを示してきたが、ユナイテッドでは思い通りにできていないね。チェルシーでは上手くやっていたよ。まず選手たちは日々のトレーニングから真摯に取り組み奮起しなければならない。いかなる犠牲を払っても勝ちたいんだ、という闘志を示すんだ。それをぶつけることができれば、彼は100%の力で味方になってくれる。彼はユナイテッドでも成功を収めることができるはずなんだ。だが、必要なのは忍耐だ」
テリーはモウリーニョ監督との向き合い方について触れ、多少の時間を与えるべきと指摘した。また、今季に関しては、「トップ3は、シティ、リバプール、チェルシーの間で決するだろうね。ユナイテッドとトットナムで4位を争うんじゃないかな」と、モウリーニョ監督のユナイテッドは優勝争いに加わらないと展望している。
(FOOTBALL ZONE編集部)