ラモス、大ブーイングに恨み節「僕の家族が殺害予告を受けたのは覚えてないのに…」

スペイン代表DFラモス【写真:Getty Images】
スペイン代表DFラモス【写真:Getty Images】

昨季CL決勝でリバプールFWサラーと交錯 イングランドを敵に回したスペイン代表DFラモス

 レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、イングランド戦で受けた大ブーイングに対し、恨み節を口にしている。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 スペインは現地時間8日、UEFAネーションズリーグでイングランド代表と対戦し、2-1と勝利を収めた。MFダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)という黄金期を築いたメンバーが代表を引退したなか、これまでと変わらず主将のラモスは先発出場を果たしたが、イングランドの聖地ウェンブリー・スタジアムでは大ブーイングの対象となった。

 その理由は、昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のリバプール戦(3-1)にある。前半25分、ラモスがリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーのドリブルを止める際に交錯すると、相手の右腕をつかみ、柔道の“脇固め”をかける形でピッチに倒れ込む。体勢を崩したサラーは左肩を強打し、涙を流しながら負傷交代を強いられた。

 このシーンは世界各国のメディアで大きく取り上げられ、リバプールファンにとってラモスは憎しみの対象。さらに、試合後にラモスが「痛み止めを打てば後半もプレーできたはず」と発言し、火に油を注いでいた。

 この日、スペイン代表の主将としてウェンブリーのピッチに立つと、イングランドサポーターから痛烈なブーイングが浴びせられた。リバプールファンの抱いていた怒りが国内に波及し、イングランド全体を敵に回す形となったようだ。

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