本田に伊紙が最低評価の落第点 「ミランに居場所はあるのか」

指揮官の頭痛の種!?

 日本代表FW本田圭佑は、4日の親善試合アウディカップのドイツ王者バイエルン・ミュンヘン戦で後半30分までトップ下で先発出場したが、地元紙全紙から「ミランで居場所が見つかるだろうか」「落第」などと、酷評の嵐を受け、採点もチーム最低評価となった。試合は主力をそろえたミランが、控え選手が多く出場したバイエルンに0-3で圧倒されている。
「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は「ミラン、何という総崩れ。ペップに壊滅させられた、必要なのはイブラだけではない」という見出しで特集している。
惨敗の中で、背番号「10」は容赦なく酷評された。評価はチ ーム最低の4.5点。DFデシリオと並ぶ落第点となった。「必要な状況に少しカバーに入っていたのはいいが、いくつかのパスミスは赤点」とバッサリ切られている。最高点はDFサパタの6点だった。
「コリエレ・デロ・スポルト」紙は「本田はよくない。この皇帝は司令塔として、少ししか機能しないし、悪かった。ほとんど助けにならなかったし、全く発想力がなかった、デ・ヨングとよくポジションが重なって、つぶれていた。このミランでポストが見つかるだろうか? ミハイロビッチ監督にとって困難な判断」と厳しい論調でプレーを振り返っている。トップ下としては、いささか創造性に欠ける「10番」についてシニシャ・ミハイロビッチ監督の新政権で置き所が見つからないのでは、とまで手厳しく評している。
「トゥット・スポルト」紙は本田をデシリオと並ぶ最低の4点を与えた。「骨なし。たくさんのボールロストした。落第」と端的にダメ出ししている。
 主力メンバーが顔を並べた先発メンバーに入った本田だが、アピールするどころかチーム最低の評価を受けてしまった。これまでのプレシーズンで本職のトップ下に入った背番号「10」に対するイタリアメディアは厳しい視線を浴びせ続けている。ミラン3シーズン目を迎えた本田は、ミハイロビッ チ監督にとって頭痛の種とも称される事態に陥ってしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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