森保ジャパン大阪初練習 主将・青山が「逆に面白い」と語る攻撃陣活用のポイントは?
「質が高い」前線の連係を生かすべく、最終ラインとボランチで緩急をつけられるか
森保一監督率いる新生日本代表は9日、新体制初陣となる11日の国際親善試合コスタリカ戦(パナソニックスタジアム吹田/19時20分)が開催される大阪府内で再始動した。前日に怪我で離脱したFW杉本健勇(セレッソ大阪)を除く22人が参加。大粒の雨が降りしきるなかで調整を行った。
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冒頭15分のみの公開で、ストレッチやパス回し以外のメニューは選手のみぞ知るが、最年長でキャプテンを務めるMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は、ボランチとして攻撃陣に手応えを感じているという。
「出し手と受け手の関係、スピードアップした後に他に誰が絡んでくるか。速くするためにワンタッチで入れたり、だいぶ良くなっています」
特に中盤のMF堂安律(フローニンゲン)やMF中島翔哉(ポルティモネンセ)、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF伊東純也(柏レイソル)とFW陣にボールが入った後の「質が高い」という。その手応えから、青山は「逆にビルドアップまで上手く入れてあげれば面白い」と最終ラインとボランチでの組み立てにイメージを膨らませる。
「速いテンポでも十分やれますけど、それだけだと相手も反応しやすいので緩急をつけないと。そのために後ろでボランチと最終ラインの距離感を良くして上手くビルドアップしながら、できれば押し込みながら最終ラインがハーフラインより前にいるのが理想ですね」
当初、7日に国際親善試合チリ戦が組まれていたが、6日未明に起きた北海道地震の影響で急きょ中止。11日のコスタリカ戦に向けて調整時間も少なく「難しい状況」は依然として続くなか、青山は何度も「楽しみ」という言葉でチームを奮い立たせるように森保ジャパン初陣に期待を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)