「主審は勇気を失っていた」 主将ケイン、土壇場でのノーゴール判定に不満爆発

イングランド代表FWハリー・ケイン【写真:AP】
イングランド代表FWハリー・ケイン【写真:AP】

ウェルベックの劇的同点弾は主審の判定により幻のゴールに

 トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、スペイン戦終了間際の主審のジャッジに不満を爆発させている。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。

 イングランド代表は現地時間8日、“聖地”ウェンブリーで行われたUEFAネーションズリーグでスペイン代表と対戦し、1-2で敗れた。この日、先発出場した主将ケインは守備陣の激しいマークに遭い不発に終わった。

 一方、物議を醸す局面も生まれた。1-2で迎えた後半アディショナルタイム、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがクリアミスしたボールを弾き出そうとしたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアと、イングランド代表FWダニー・ウェルベックがゴール前で交錯。こぼれ球にいち早く反応したウェルベックがゴールに流し込むも、主審はGKへのファウルを取りノーゴール判定となった。

 この判定にイングランドの選手たちは猛抗議。デ・ヘアから先にウェルベックへ接触してきたと訴えるも、判定が覆ることはなかった。試合後、ケインはそのシーンのゴールが認められるべきかという質問に、「100%」と即答した。

「重要な瞬間では、主審には強くあり続けることが求められる。しかし、残念なことに彼は勇気を失っていた。また重要な試合では、重圧に屈せず間違った判定をしない、しっかりとした主審が必要だ。ダニーはただ立っていただけで、デ・ヘアからぶつかりに行った。彼はボールをキャッチしたが、落下した先がダニーだっただけだ。それは全くファウルではない。彼がボールを落としただけだ」

 ケインはウェルベックが競り合いのなかで飛ばなかったわけではなく、デ・ヘアからぶつかりに行ったことで飛ぶことができず、GKに対するファウルではなかったと強調していた。イングランドにとっては聖地ウェンブリー・スタジアムでの黒星はなんとしてでも避けたかっただけに、この判定には納得がいかないようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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