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ミラン指揮官も“スクデット請負人”イブラ加入を熱望 本田に大きな試練到来か
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「獲得できればとてつもない」
ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの加入をスクデット請負人として熱望した。ESPNが報じている。
「イブラヒモビッチについては何と表現すればいいのかわからない。彼は違いを作り出せる存在で獲得できればとてつもないことだ。彼は我々をより競争力の高いチームにしてくれる。彼が来てくれれば、スクデット(セリエA優勝)を目指す重要な候補になるだろう。彼は形勢を一変させてくれる存在だ」
指揮官は2012年にミランを去ったカリスマの獲得を心から歓迎していた。ミランの2シーズンで85試合56得点を決めたストライカーは、10-11年シーズンにミラン最後のスクデットをもたらしていた。
イブラヒモビッチとブラジル代表DFチアゴ・シウバをPSGに売却したミランは凋落の一途をたどり、2年連続で欧州のカップ戦出場権を喪失するという危機的状況に直面している。
ミランは今季コロンビア代表FWカルロス・バッカ、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノ、イタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチという実力者を獲得したが、いずれもスーパースターとは言えない。名門復活の旗印となるようなスーパースターが存在しない現状で、イブラがミラン復帰となれば形勢を一変できると指揮官は信じている。
日本代表FW本田圭佑は現時点でトップ下の控え扱いだが、イブラヒモビッチ加入となれば、前線の順列でさらに序列を下げる危険性が極めて高い。シルビオ・ベルルスコーニ会長が執念を燃やすカリスマ復帰が実現すれば、ミラニスタは狂喜乱舞の大歓迎となりそうだが、背番号「10」にはとてつもなく大きな試練となるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images