バルサ加入のマルコム、波紋を呼んだ“ドタキャン移籍劇”の真相を元同僚が赤裸々告白
元同僚のボルドーFWカフーが移籍決定前日からの出来事を時系列で説明
今夏にバルセロナへ加入したブラジル人FWマルコムは、ASローマと移籍合意に至っていたなかでの“ドタキャン”が大きな波紋を呼んだ。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「マルコム。今夏最もドラマティックな移籍を起こした男の物語」と題して、急転直下の移籍劇を紹介している。
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フランス1部ボルドーで頭角を現したマルコムは、その才能を認められてスペインの名門バルセロナへ活躍の場を移すことに成功した。もっとも、ボルドーは7月23日にローマとマルコム移籍に合意していた。その後、翌日により好条件のオファーが届くと、ローマを裏切る形でバルサに乗り換え。ローマはボルドー側の不誠実な対応に法的措置の検討を表明したほど、事態は泥沼化する様相を呈した。
記事では、ボルドーで同僚だったブラジル人FWジョナタン・カフーの証言を元に、移籍決定前日の7月23日から当日24日にかけて起きた“強奪劇”を時系列で紹介している。
・7月23日午前9時
「僕とマルコムはトレーニングで合流したけれど、彼はローマへの移籍が迫っているため『今日は体を動かさない』と言っていた」
・7月23日午後1時
「彼の家に招待された。家を出たのは4時頃で、その時はどことも取引は完了していなかった」
・7月23日午後5時
「家に戻ったら、妻が『マルコムのローマ移籍が決定したわ。9時に飛び立つそうよ』と言っていた。僕たちはお別れを言いに空港まで見送ることにしたんだ」
・7月23日午後6時
「空港に着いたら時、彼に『どうなったんだい?』と聞いたら、『代理人がボルドー会長と会って、僕のローマ行きを決断した』と伝えてきた。荷物をまとめ、プライベートジェットでローマへ向かうとも言っていた」