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新生韓国代表に母国メディア高評価 ソン・フンミンは「“スピードサッカー”のエンジン」
ベント監督の初陣でコスタリカに2-0勝利
高陽(コヤン)総合スタジアムに集まった観客は3万6127人。その数は、新生韓国代表に対する期待の裏返しだった。韓国代表は7日、コスタリカ代表と対戦し2-0で快勝。新たに韓国代表指揮官に就任したパウロ・ベント監督は、代表デビュー戦で幸先の良いスタートを切った。
韓国は前半35分、FWソン・フンミン(トットナム)のPKがゴールポストに当たって跳ね返ったボールをMFイ・ジェソン(ホルシュタイン・キール)が押し込んで先制。後半33分にはMFナム・テヒ(アル・ドゥハイル)がドリブルからゴールを決めた。
この試合を前に、韓国メディアでも特に注目されていたのが、ベント監督がどのような戦術で試合を展開するのかだった。
キャプテンを務めたのはソン・フンミンで、ベント監督が彼をどのように使うのかが話題の中心になっていた。フォーメーションは4-2-3-1。ソン・フンミンは左サイドで起用されたが、前線から2列目まで終始、自由に動き回っていた。ベント監督の初采配となった試合だけに、戦術の理解度が低い段階では連携面などで多少のぎこちなさが見えるかと思われたが、初陣とは思えないスムーズな動きでゲームを展開していた。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。