「僕の財産」 松井大輔が語る“EL体験談”、CLの意義と今季の見どころは?
「ブレーメンはエジルだけでなく、ピッチ上の全員が上手かった」
2008-09シーズン、松井が所属するサンテティエンヌは1回戦でイスラエルのハポエル・テルアビブを撃破。続くグループステージでは、バレンシア(スペイン)、コペンハーゲン(デンマーク)、クラブ・ブルージュ(ベルギー)、ローゼンボリ(ノルウェー)と同居し、グループG首位で決勝トーナメントに駒を進めた。ラウンド32でオリンピアコス(ギリシャ)を撃破、ラウンド16でブレーメン(ドイツ)に2戦合計スコア2-3で敗れて敗退となったが、リーガ・エスパニョーラとブンデスリーガ勢の強さを肌で体感したという。
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「バレンシアは強かったです。ブレーメンも勝てないなという感じはありました(苦笑)」
当時のバレンシアは、元スペイン代表FWフェルナンド・モリエンテスや、現在ベティスで日本代表MF乾貴士と同僚の元スペイン代表MFホアキン・サンチェス、スペイン代表MFダビド・シルバ(現マンチェスター・シティ)、スペイン代表FWダビド・ビジャ(現ニューヨーク・シティ)と強力なタレントを擁していた。
また、ラウンド16で対戦したブレーメンには若き日のドイツ代表MFメスト・エジル(現アーセナル)、ブラジル代表MFジエゴ(現フラメンゴ)らがいた。ブンデスリーガは今ほど隆盛を極めていなかったため、「ドイツ勢には勝てるかなと思っていた」という。しかし、その考えは見事に打ち砕かれた。
「エジルだけでなく、ピッチ上の全員が上手かったので、強すぎるなと思いながら戦っていました。その頃からブンデスリーガのレベルがだんだん上がってきて、結局勝てませんでしたね」