「僕の財産」 松井大輔が語る“EL体験談”、CLの意義と今季の見どころは?
EL、CLを重視するクラブが多数「みんなが目標にしている」
欧州リーグは新シーズンが開幕し、来たる9月18日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、同20日にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)の本選がスタートする。クラブの“欧州ナンバーワン決定戦”であるCL、“欧州第二の大会”であるELともに最も権威のある大会の一つで、ワールドカップやオリンピックと並んでサッカー選手にとって目指すべき場所と言えるだろう。これまでフランス、ロシア、ブルガリア、ポーランドと渡り歩き、EL出場も経験している横浜FCの元日本代表MF松井大輔に、その魅力や今季の見どころを訊いた。
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松井が海を渡ったのは2004年、京都パープルサンガ(当時)からフランス2部のル・マンに加入し、主力として1部昇格圏の2位に導き「ル・マンの太陽」と呼ばれた。4年間プレーした後、リーグ優勝10回を誇る古豪サンテティエンヌに移籍。2008-09シーズンに初めてUEFAカップ(現EL)出場を果たすことになる。
実際、欧州で戦う選手たちは“二大カップ戦”をどのように捉えているのか。松井は「みんな気合いが入りますよ」と証言する。
「ヨーロッパのクラブシーンでは一番大きな大会なので、EL、CLを重視しているクラブが多いです。リーグ戦以上に、一戦一戦を大事にしていますね。この大会に出たくて移籍してくる選手もいるぐらいで、みんなが目標にしている。僕もUEFAカップの舞台に立った時は嬉しかったし、いつの日かCLに出たいとずっと思っていました」
リーグ戦と並行して平日に試合が開催されるため、移動の負担やコンディション調整の難しさは増す。それでも、選手としてはそれを上回る“刺激”があるという。
「5大リーグではないベルギーでも、上位のクラブは強かった。自分が所属するリーグ以外の国と対戦するのは刺激になるし、世界には本当にいろいろな選手がいるので、あの舞台に立って楽しくプレーできたのは僕の財産です」