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新エース獲得目指すマンU、ベイルにサッカー史上最高額193億円を2度提示
指揮官が切望するスピードスター
マンチェスター・ユナイテッドが、今夏の移籍市場でレアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルに、サッカー史上最高額となる移籍金1億ポンド(約193億円)の獲得オファーを2度にわたって送っていたと、英地元紙「サン」が報じている。
ユナイテッドは今夏の移籍市場で270億円もの補強費を手にしていると報じられている。すでにオランダ代表FWメンフィス・デパイ、フランス代表MFモルガン・シュナイデルラン、ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー、イタリア代表DFマテオ・ダルミアン、アルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロといった実力者を次々と獲得。ファン・ハール監督は、就任から1年以上が経過し、すでに合計2億3500万ポンド(約453億円)を移籍市場で費やしている。それでもなお、最大の大物獲得に執念を燃やしているという。
ファン・ハール監督は、アメリカツアー中に「チェルシーにはアザールがいる。常に得点し、ゴールに向かったアクションができる。マンチェスター・シティにはアグエロがいる。同じタイプだ。バルセロナにはメッシ、ネイマール、スアレスがいる。マンチェスター・ユナイテッドがこういうクラブと拮抗(きっこう)するには、こういうタイプの選手を獲得しなければいけない。創造性を必要としているんだ」と語っており、エースの存在を切望していた。
オランダ人指揮官は、スピードスター獲得のために、約193億円という史上最高額の移籍金を2度も提示したという。
また、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス獲得のオファーを出しに、レアルが獲得に乗り出しているダビド・デヘアとのトレードを画策していた。が、ラモスが残留で合意に達したことで、デ・ヘアを餌にベイルを交渉に含む狙いがあるようだ。
昨年レアルから獲得したエース級の能力を持つアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアは、パリ・サンジェルマンに去ることが決定的となった。レアルは、フロレンティーノ・ペレス会長がお気に入りのベイルを放出する意志がなく、選手自身も残留を熱望している。それでも、ユナイテッドとファン・ハール監督は圧倒的な資金力を背景に、新たなエース獲得をもくろんでいる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images