リオへの秘密兵器を探せ 新世代なでしこU-19女子日本代表メンバーが発表

佐々木監督「2、3人は入る」

 日本サッカー協会は3日、来年のU-20女子W杯への予選を兼ねたU-19女子アジア選手権2015中国へ向けたメンバーを発表した。
 現在、なでしこジャパンは東アジアカップを戦っている。佐々木則夫監督は、「チャレンジなでしこ」と命名し、来年のリオデジャネイロ五輪に向けたアジア予選や本大会へ向けての新戦力発掘に余念がない。
 一方で、東アジアカップのメンバー発表時に「U-19にもいい選手がいるのは間違いない」と語り、この世代の成長にも大きな期待を懸けている。そして、その名前こそ明言しなかったが、「実力的にこのメンバーに入れる選手は2、3人 いる」と、なでしこジャパンの有力な候補がいることを明かしている。
 注目される選手の筆頭は、杉田妃和(INAC)と、長谷川唯(日テレ)の2人の攻撃的MFだろう。共に12年、14年のU-17女子W杯に出場し、14年大会では世界一に輝いたチームの中心的存在になった。杉田は大会最優秀選手に贈られるゴールデンボールも受賞。世界的にも、この世代ナンバーワンを争う選手だ。しかし、今季から加入したINACでは熱い選手層に阻まれ、ここまでのリーグ戦では途中出場が2試合のみと、やや実戦から離れているのが気がかりだ。その意味では、長谷川は昨季から強豪・日テレでレギュラーを獲得し、経験を積んでいる。両者ともに、技術的には上の世代と遜色ないプレーを見せるだけに、佐々木監督の構想に入ってい ても不思議ではない。

 

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