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二人の韓国人Jリーガーが激突! 代表正GK争いに母国紙注目「競争に火が付いた」
W杯正GKのチョ・ヒョヌが離脱 キム・スンギュとキム・ジンヒョンに好機到来
二人の韓国人Jリーガーに、いよいよ韓国代表正GKのチャンスが巡ってくるかもしれない。その座を争うのはヴィッセル神戸のGKキム・スンギュと、セレッソ大阪のGKキム・ジンヒョンだ。
韓国代表は今月7日にコスタリカ代表、11日にチリ代表と対戦するが、ロシア・ワールドカップ(W杯)でビッグセーブを連発して注目されたGKチョ・ヒョヌ(大邱FC)が、左膝の負傷でメンバーから外れることが分かった。韓国スポーツ紙「MKスポーツ」が報じている。
同紙は「チョ・ヒョヌは8月23日に行われたアジア大会サッカー決勝トーナメントのイラン戦で、左膝を負傷して後半14分に交代。精密検査の結果、左膝の半月板損傷と診断された。代わりにソン・ボムグン(全北現代)が代表入りすることが決まった」と報じた。そのため、「GK争いは韓国代表の新たなチェックポイントになった。パウロ・ベント監督の前で新たな競争に火が付いた」とし、新たなポジション争いが始まると伝えている。
特に同紙が注目しているのが、キム・スンギュとキム・ジンヒョンだ。
ロシアW杯ではキム・スンギュが第1GKになると予想されていたが、実際にはKリーガーのチョ・ヒョヌがその座を奪った。しかし、今週開催される国際親善試合では、チョ・ヒョヌが抜ける。
同紙は「Jリーグでプレーする二人は、正GKの座をかけて熾烈な争いをすることになる。二人は2014年ブラジルW杯以降、レギュラー争いをしてきた」とし、「現在は日進月歩で技術を高めているチョ・ヒョヌがリードしているが、4年後の未来は誰も分からない。3、4年前までもチョ・ヒョヌはその名前さえ上がることはなかった」と報じている。
コスタリカ戦とチリ戦の正GKは誰が務めるのか。二人のJリーガーにとっては、今後の代表での地位を左右する重要な2連戦となりそうだ。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。