ニューカッスル武藤、開幕3戦不発の理由をベニテス監督が説明 「彼はアンラッキー」
システムの関係で中盤起用が増え、「理想的なポジションではプレーしていない」
今夏ニューカッスルに加入した日本代表FW武藤嘉紀は、開幕4試合でスタメン出場はなく、合計45分間のプレーにとどまっている。英メディア「HITC」は「ベニテスが弱火のムトウを擁護」と取り上げ、日本人アタッカーが新天地で本領を発揮できていない理由について指摘している。
武藤は移籍金950万ポンド(約13億5000万円)でマインツから加入し、念願のプレミアリーグ参戦を実現させた。ラファエル・ベニテス監督からラブコールを受け、新たな得点源として期待されたが、リーグ戦3試合はいずれも途中出場。初先発となったカラバオ・カップ(リーグカップ戦)の2部ノッティンガム・フォレスト戦も不発で1-3で敗れていた。
厳しいスタートを強いられたなか、ベニテス監督は武藤をまだ主戦場で起用する機会が来ていないだけ、と擁護している。
「彼はストライカーだ。我々はそのポジションの選手を二人手放しているため、彼はそこでプレーできるし、していかなければならない。だが、公平に見れば、彼はアンラッキーだった。彼がカーディフ戦で出場した際は、我々はシステム変更を余儀なくされた。そして、彼は中盤に入ることになったんだ。チェルシー戦でも彼を途中投入し、4-1-4-1システムにしたため、彼はまた後ろに配置されることになった。彼はまだ、理想的なポジションではプレーしていないんだ」
記事では、万能ストライカーだからこそ、主戦場より深い位置での役割を強いられることが多く、ベニテス監督も武藤の力は理解していると伝えている。武藤がゴールの美酒に酔う瞬間が訪れるには、もう少し時間がかかるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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