マルキージオを巡り因縁 ゼニトのライバル会長が売り込み拒否告白「強化になるとは…」

イタリア王者ユベントスを昨季限りで退団したマルキージオ【写真:Getty Images】
イタリア王者ユベントスを昨季限りで退団したマルキージオ【写真:Getty Images】

ゼニトと同じEL出場権を持つスパルタクのフェダン会長が移籍の舞台裏に言及

 元イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオはイタリア王者ユベントスを昨季限りで退団し、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに加入した。しかし、ロシア国内で因縁が発生してしまったようだ。ロシアメディア「スポーツ・エクスプレス」が報じている。

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 マルキージオは昨季限りでユベントスとの契約を解除し、新天地が注目されていた。ユベントスへの愛着からイタリア国内の他クラブには移籍しないと明言していただけに、Jリーグやオーストラリア、サウジアラビアといったアジア地域も候補に挙がった。しかし、最終的には今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)へ出場するゼニトへの加入が決まった。

 スパルタク・モスクワのレオニード・フェダン会長は記事で、移籍の裏側を語っている。

「選手サイドからは、我々のチームにも売り込みがあった。もちろん、我々もそのことについて考慮をすることにした。しかし、今の中盤の選手たちを見てみれば、良い選手たちが揃っている。彼を獲得することがチーム強化になると思えなかった」

 イタリアメディアでは年俸600万ユーロ(約7億8000万円)とも報じられるマルキージオとゼニトの契約だが、スパルタクは売り込みを拒否していたという。その理由が、「チーム強化にならない」と、能力的な部分での低評価だったこともフェダン会長は明かした。

 スパルタクも今季のEL出場権を持つ強豪だが、マルキージオへの低評価を会長が明言してしまったことにより、直接対決には因縁が生まれてしまった。イタリア代表ではゲームメーカーとしても活躍した男は、その低評価を直接対決のピッチ上で覆すようなパフォーマンスを見せることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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