なでしこ佐々木監督、新戦力の台頭求める 「ミスを恐れず、インパクトを」

リオ五輪へ、新戦力の台頭を

 そして、強力なライバルとの対戦は、特に若い選手たちの経験になると強調し、期待も口にした。
「このタイミングで若い選手が(韓国戦を)経験できるのはいいこと。第2戦も一人ひとりが結果を恐れず、自分のプレーにミスを恐れずやってもらい、次のなでしこのピッチに立てるよう我々にインパクトを与えて欲しい」
 佐々木監督は今大 会のチームを、“チャレンジなでしこ”と命名している。来年のリオ五輪を目指す上で、新戦力の突き上げに大きな期待を懸けている。アウェーの環境、そして気温も高く、芝の状態も決して良いとはいえないコンディションの中で行われている今大会は、大きなアピールの場となりそうだ。
 
「トレーニングでもそうですけど、こういった場でどれだけ自分の質が(披露)できるか。それは本人たちにとっても自信になる。気付いて修正しなきゃいけないこともあるだろうし、やって学んだことができていない。若いゆえに成長度もあると思います。第1戦で敗れはしたけど、個のパフォーマンスでは悪くない選手も何人かいた。マイナスだけでなく、こういった環境の中でやるってことはプラスの部分もある 」
 初戦でも増矢理花(INAC)や杉田亜未(伊賀)といった新戦力が得点を挙げた。若手中心の“チャレンジなでしこ”は、フレッシュな力で韓国から勝利をつかみとる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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