「彼らから学ぶことがある」 日本代表DF槙野が称賛、海外組“若手トリオ”を名指し
唯一のロシアW杯出場経験者の槙野 東京五輪世代の伊藤、堂安、冨安に感銘
森保一新監督が率いる日本代表は3日から始動し、7日の国際親善試合チリ戦(札幌ドーム/19時)で初陣を迎える。札幌合宿3日目を終えた5日、日本代表DF槙野智章(浦和レッズ)は年長者の一人としてチームをけん引する一方、「僕も彼らから学ぶことがある」と3人の海外組若手トリオを名指して称賛した。
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ロシア・ワールドカップ(W杯)をベスト16で終えた日本代表は、U-21日本代表の指揮も兼任する森保監督の下で札幌合宿を開始。チリ戦に向けたトレーニングでは、戦術的な要素も徐々に増え始め、球際でも激しい攻防が増えている。
そんな代表チームでは多くの若手が招集されているが、今回のメンバーで唯一ロシアW杯に出場した経験を持つ槙野は「思ったより僕に仕事はないと思っています。若い選手たちも殻に閉じこもっている印象はなくて、上の選手への積極的な要求もそうですし、下の世代からも積極的に来てくれる傾向がある」と明かしている。
とりわけ槙野に強い与えたのが、21歳MF伊藤達哉(ハンブルガーSV)、20歳MF堂安律(フローニンゲン)、19歳DF冨安健洋(シント=トロイデン)の海外組三人だったようだ。東京五輪世代のトリオはいずれも代表初招集だが、物怖じせずに意見交換をしているという。
「海外でプレーしている伊藤選手、堂安選手、冨安選手もそう。厳しい環境に身を置いている選手たちは、自分の要求と聞いてくることはすごく質が高い。練習中も声を出すし、練習で笛が止まった瞬間に『どうでしたか?』とか。一つ一つの要求もプロフェショナルだと改めて思った」
槙野は3選手の積極的な姿勢に感銘を受け、「逆に僕も彼らから学ぶことがたくさんある」と気を引き締め直している。東京五輪世代のトリオが良い刺激をもたらし、チーム作りは順調に進行しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)